ペットボトルはリサイクルされてない。

http://www.toyokeizai.net/online/magazine/story02/?kiji_no=33

まあ実際には「ペットボトルをリサイクルしてペットボトルを作っているというのは誤解」というわけであって、資源としてのポリエチレンテフタレートがまったく再利用されていないわけではなかろう。
実際にはリサイクルされてなくても、「集めるしくみ」があるということ事態は重要であるとは思う。

つまり俺の経験で言うと、学生時代に毎授業ノートを取るのがアホらしくなってノートを取るのをやめたことがあった。だってとったノートをほとんど見直してないのだから、誰のために何を書いてるんだ、と思い、数年間ほとんどノートをとらなかった。

その結果俺の成績は地を這うようになって落第しかけて、あわててノートを取るようにしたら回復した、ということがあった。今はわりとメモ魔である。

何が言いたいかというと、つまり「ほとんど見直してない」の「ほとんど以外の部分」がじつに重要だったというわけで、「ほとんど無駄にしてるから制度自体をなくしていい」という話ではない、ということだ。
今はたまたま廃PETを集めても繊維化するくらいしか使い道がないし、それが劇的に低コストというわけでもないけれど、もし廃PETを使って劇的に低コストで再資源化できる方法が見つかったとして、そのときに廃PET回収の社会的インフラがなくなっていたらまた啓蒙活動からはじめないといけない。

じっさい、廃PETをなんとかして効果的に活用しようという試みはものすごく精力的に各所で進められている。
PET 燃料化 - Google 検索


まあそのう、石油製品だったらなんでも「燃えないごみ」に入れるというのは、それ自体希少化しつつある資源である「埋立地」のリソースを浪費するのでやめろよ、と思っている派だったりはするので、みきわめは難しいとはおもうんだけどもね。