ゲーミングPC浦島太郎 2013

前回のゲーム用PC更新がたしか2009年末だったように思うので、ふと気がつけば3年が経過している。
(はてなダイアリー自体も2年以上放置していた)

3年ぶりに自作PC関連情報を仕入れたメモ。

現在のゲーム用マシンはshuttleのsn78sh7ベアボーンキットで組んだ。
もともとそんなに動きの激しいゲームはしない、RTS中心の嗜好だし、そもそも週末の気が向いたときしかゲームしないので、性能よりはコストパフォーマンスと静音性そして低消費電力を追い求めて現在のマシンを組んだ。
それまでAGPだったのをPCIe16xに積み替えて、これでしばらく行けるだろうと思ったものだが(実際3年間は問題なく過ごせたわけだが)、実際更新をかけるとなるとストレージと周辺機器以外は全交換となりそうだ。

当時の構成をどこかに記録したような気もするんだが見つからなかったので改めて書くと、上記べアボーンに4GBのDDR2-800メモリと、CPUにAthron II 4x 605e 2.3GHz、グラフィックにELSAのGeForce 9600GT GreenEditionだ。ストレージはSSD+HDDだが更新しないので詳細は省く。

GPUについて現状を調べると、意外なことに9600GTGEの後継機種が存在していない。消費電力60w未満で実売1万円で、ガチFPSは無理でも3DのRTSをやる分には問題ない、というような用途のもの。性能的にはGTX650というのがそこにあたるようだが、1スロットカードが出ていない。今後出そうな雰囲気はあるが、まだない。65wならシングルでもよさそうなのになあ。
カタログ的にはVRAMがGDDR5で2GBで、とメモリ周りの速度改善が目立つが、9600GTや9800GTと比較してベンチマークのスコアが劇的に伸びるかというとそういうものでもないようだ。DirectX11世代、というのはあるけれど、ベンチマークで倍にはならない。2万円出してGTX660とかのミッドレンジにすると時間経過に相応の進化を遂げているように思うが、消費電力140〜200、必要電源容量が500w超ではシステムがでかくなりすぎる。

前回更新時のころはグラボさえ良ければCPUはそんなに大勢に影響はなくて、CPUのアップグレードパスはあまり考えていなかったが、最近はわりとCPUボトルネックになるケースもあるので、次はちょっとマシなやつにしたい。i7のLGA1155あたりだろう。だいたい2万5000円くらい。
メモリも現在はDDR3がメインであるようで、バスクロックは1333MHzや1600MHz、Windowsが64bitになって4GB天井がなくなり、16GBが1万円未満で積める。このあたりが近代化の見所のようだ。

べアボーンの悲しさではあるが、CPUとメモリの世代を更新するためにマザーを交換するにはケースごと交換となる。インターネットPCとしては十二分の性能を持ったままだから、誰かにあげればまだ余生を過ごせるだろう。

必要予算的には、マザーが8000円、CPUに25000円、メモリに8000円、グラボに1万3000円、ケースに1万円強といったところを見込んで5万5000円〜6万円というところだ。ケースがちゃんとしたのにしたらもうちょっとかかるかもしれない。

あくまで現在のマザーとケースを生かす前提でどこまでいけるかを考えてみると、AM2+ソケットなのでAM3のCPUがそのまま使えるようだ。とするとAM3でTDP95w、6コアのPhenomII x6 1055Tがいけるのか、性能倍くらいになるなと思ったが、ShuttleのBIOSだと対応リストにあるのはPhenomII x4 965まで。これだとベンチマーク的には1.5倍くらいになるが中古で9000円。消費電力は一気に3倍になる。メモリをDDR2-1066x4GB(中古)への換装4000円、グラボはGTX650の1スロットか、スロットの背側に1スロット占有するタイプが見つかれば載せ替えといったところで、3万円弱くらいかな。総予算はコンパクトに済むが効果のほどは微妙そう。

ここまで書く内容を調べるために今のマシンを開けたりなんだりしていたら、やっぱりバランスよく組んであるなあと嬉しくなってきたのでやっぱり当面組み替えはしないかもしれない。