というか既視感

初音ミク界隈に見る既視感のある光景 - アンカテ
最近の初音ミク批判について思うこと - スナザメ日記
http://d.hatena.ne.jp/araignet/20071020/1192811893

私が初音ミクを見ていて思い出すのは、「あれ以外の何か with ○○○」なんだよな。
あのとき、みんなはあの青いお下げの向こうに未来を見てたと思う。
そして、そのときにみんなが見ていた未来は・・・、いろいろお察しくださいな事情があって、結局われわれのもとには、こなかった・・・んじゃ、ないのかな?

ちょっと楽しい技術が、みんなの手に届くところにやってきて、俺もちょっと勉強すればなにかそれに関与できるんじゃないかと思えて、その中心に魅力的なキャラクターというか、核となる記号があるという状況。

そうすると、なんというか、内圧というか、温度は急激に上がっていって、いまこのムーブメントに乗らない人は損、みたいな感じになると思う。私はいまでも、「あれ以外の何か」のムーブメントに乗らなかったネットユーザは損をしたな、と思っている。

だから、その温度が喪われてしまって、来るはずだった未来が実際にはわれわれのところには来なくても、そのムーブメントに参加していたこと自体は絶対によいことだと思えるのだろうと思う。たとえ、その結末が悲しいものであっても。

もちろん、思っていた、あるいはそれ以上の素敵な未来が訪れてくれるのが最上ではあるさね。